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妖怪と、人類学的な雑記

筑波大学の廣田龍平です。被災地研究・妖怪研究を人類学・民俗学的な方向からやっています。

妖怪辞典・他の人の原稿を見つける。

文化人類学者の梅屋潔さんのウェブサイトに業績一覧があるが、そこに『日本怪異妖怪辞典』の項目を一つ担当しているとの記述があるのは前から知っていた。今日、ふと気になって再び見てみると、原稿がpdfでアップロードされていた。
以下。「団三郎狢」。
http://www2.kobe-u.ac.jp/~umeya/site01/_userdata/mujina

おそらく、妖怪辞典の内容は、だいたいこのような感じになる。ただしこの原稿、細かいところでけっこう与えられた書式を逸脱しているところがあるのだが、ま、それは編集のほうで直すのだろう。

前にも少しほのめかしておいたが、項目の文字数には実はしばりがあって、たとえば僕が担当している項目の多くは437字が最大容量となっている。梅屋さんの「団三郎狢」はその2倍程度の文字数を費やしてよい項目サイズだと思うのだが、それでもかなりきつきつに記述をしているのがわかると思う。僕の場合で言うなら、「狒々」や「遠州七不思議」などは相当きつかった。「狒々」は伝承が多すぎるし(さらに猿神やヒーヒー猿などもこの項目で紹介しろというのだ)、「遠州七不思議」に関しては七つを丁寧に紹介しているスペースなどどこにもないのだ! 「鐘の怪異」も担当したが、これなどは思い切って沈鐘伝説だけに絞ったので、記述自体はそんなに大変ではなかった。

しかし梅屋さんは修士のときにすでに民研に論文を載せているのね……すごいわぁ……修士が終わって半年以上たつのに、どこにも論文を載せられるあてもない自分にひどく凹むのであった。